巨人のように奪回を維新を…鳩山由紀夫民主党代表インタビュー:社会:スポーツ報知: "わかったようで、さっぱりわからないのが、民主党の鳩山由紀夫代表(62)だ。ちょっとつかみどころがない雰囲気で、ついた異名は「宇宙人」。次期首相の座に最も近い政界の不思議ちゃんに、政権交代への思いからジャイアンツ愛まで、いろいろ聞いてみました。
―自分自身をどんな人間だと思っていますか?
「中学の頃から、最初はとっつきにくいと言われて敬遠される。でも実際に付き合うと、違うと。意外性の山倉(かつて“意外性の男”と呼ばれた元巨人の山倉和博捕手)じゃないんですがね、あはっ」
―はぁ…。
「鳩山という家柄(のイメージ)があるのかもしれませんが、そんな人間じゃないよと。ユッキー、宇宙人? そうそう、だから親しみやすい人間なんですよ~」
―かぶりもの「ユキオくん」もできた。
「ハッハ~。写真で見た。宇宙人は言い得て妙。地に足が着いてない様子をさしていて、必ずしもいい意味じゃないんでしょうが、私は日本列島の人間以上に、地球、宇宙の中の人間だぞと思っているのでうれしいなと思ってるんですよ。ユッキーなんてのも、親しみがなければ呼べない言葉でしょうから。むしろ光栄」"
これは「名言集」に収録。でも2chではネットウヨとノーソンオタクがこの発言に大憤激しているので、面白い。
その2ch板とは↓:
【政治】民主・鳩山代表「私は日本列島の人間以上に、地球、宇宙の中の人間だぞと思っているので宇宙人と呼ばれるのは嬉しい」
二番目、三番目の板も立っている。「非国民」だとか、「売国奴」だとか、だんだん激高感が強まっているのが興味深い。
つい思い出したのは内田樹氏の指摘:
「(集団に属さないことの不利益に気が付き)愕然として、思わずしがみついた先がナショナリズムなのである」(内田樹)
ニッポン制度とはニッポン人であるというだけでそこそこの生活が平等に保障されるというシステム。生産性が極度に悪くとも、オタクでも、引きこもりでも、オンブに抱っこでなんとか食えるのがニッポンシステム。彼らは、おなじニッポン人だから当たり前だと言うが、本当の意味での「隣人愛」とか「人間はみな平等」とか「人類みな兄弟」とか言う気持ちはハナからない(あるのは「おいらニッポン人がよければそれでいい」と言うエゴばかり)。
エドワード・リンカーンの試算によれば日本人の55%は何らかの既得権集団に属するという。これでは社会にナショナリズムが蔓延し、社会が近視眼的になり、保守化・停滞化し、みんなが頼りの綱として信じてきた「ニッポン」がますますダメになり、ニッポン人がみんな一緒に貧しくなっていくというメカニズムは避けられないのである。
「宇宙人」こそいま必要とされている指導者ではないのか。
2 件のコメント:
オイラ、2CHの最初のページ見たけど、頭がくらくらする。どうして、あんな、バカウヨが湧いているのだろう。
寺山修司は”書を捨てて街に出よ”と言ったけど、あいつらにはこう言いたい。
”ネットを捨てて、街に出よ、ガールを愛せよ、そうすれば、愛してくれるかも知れんぞ”
”国など愛しても、見返りなどない、阿呆らしいから、やめとけ”
>”国など愛しても、見返りなどない、阿呆らしいから、やめとけ”
その通りなんですけど、ある特定の利権集団にとっては「ナショナリズム(愛国心)=自分たちの利益」という構図が成り立つんですよ。それをちゃんと理解していて意識的に行動している「ワル」もいるけれど、大半は善意で無意識にそれを主張している。それに惑わされて自分が損をしてしまうことに気がつかずに同調する人は「アホ」なんですけど、それすら気がついていない。
アホはどの時代にもいるんですけど、それが一国の方向を決定してしまうというのは、やっぱり根源にある一票格差が問題だな。
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